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しまねこはお好き?

最近あまり編めてない・・・・さぼりニッターの日記です。

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2013.11.20(Wed) 15:18

『Blouse, Skirt Pants Style Book』 から、シャツカラーブラウス


『Blouse, Skirt & Pants Style Book by 野中慶子 杉山葉子』(文化出版局 2011)から、シャツカラーブラウスを製作。といっても完成はしていなくて、あとはボタンホール作りとボタンつけをのこすのみ、という段階。

 このシャツ作りは、洋裁版「だるまさんが転んだ」のごとく、なかなか先に進まなかった。
 
 前後の身ごろのダーツ縫い、複雑怪奇な形状のヨークつけ(むずかしかった;)、前立てつけを終えたあと、なかば放心気味となって、作業は一時、中断。
 これじゃあいけない、負けないもんね!とコーヒーぐびぐび飲んで気合を入れ、つぎの工程、衿をつくってつけるところまでは順調にすすんだけれども、その後、なぜか燃え尽き症候群のようになり、ふたたび製作は中断。

 ながい空白期間をへて、夜風がほっぺにつめたく感じられるようになった中秋の名月の晩、縁側にススキをかざって月をめでながら、みたらし団子をほおばっている最中に、いやいやいや、こんなことしている場合じゃないでしょ、早くシャツ仕上げないと冬になっちゃうでしょ、と奮起して、やっと袖口の短冊つけに着手。
 でも、ここですごく苦戦した。なんどもなんどもやり直すはめになった。

 やっとのことで両袖口のカフスつけまでおわらせた豆名月のころには、正直、心が折れかけて、「このシャツ、このままなかったことにしてしまいたい・・・」的な気分にみまわれていた。
 
 でもね、ここまでくれば本当にあと少しだからね。八合目まできてるんだから。頂上のゴールはもうすぐそこ。

 そういって自分をはげましながら、セット・イン・スリーブのいせこみに初挑戦。
 意外にあっさりと袖つけの関門を突破したのは11月上旬だった。

 袖つけが完了すると、シャツの形もずいぶんできあがってくる。
 気のとおくなるような長い道程を、一歩一歩、シャクトリムシのごとく進んできて、やっといま、それらしい形となったシャツが目のまえに現れた。
 じわじわこみあげてくる喜び。感動。


 袖つけ作業をおえたのは夜の11時をまわったころでね。黒猫ブラザーズはとなりの部屋でとっくの昔に就寝していた。
 わたしも目がショボショボして、はやく休みたかった。洋裁部屋をちゃちゃっと片づけて黒猫たちの巣食う隣室にもどり、パジャマに着替えて消灯しようとした。
 だけど。 
 だけど、だけど! 
 やっぱり朝まで待てない。ミシン部屋にひきかえしてシャツを試着してみることにした。

 暖房を消したミシン部屋のフローリングの床は早くもひゃっこくなって裸足にこたえたけれども、そんなの平気、気にならない♪だって生まれてはじめて自分で縫ったシャツをこれから試着するんだもの。

 パジャマの上をぬいでシャツをはおり、姿見のまえに立った。

 すると、どうだろう──




りくさん、専用の座布団でくつろぐの図



 シャツのサイズが、合ってない・・・・・


 このシャツの型紙をとったのは怪我でまったく泳いでいない時期だった。定期的にプールにかよっている現在とでは、サイズがもう、あべこべ。
 さらに、もっと重大な問題点もあきらかとなった。

 腕を上にあげるとね、袖の上腕部分が、もうれつに、つる。
 袖幅に余裕はあるのに、肩とひじのちょうど中間あたりに横じわが何本もはいる。そしてあげた腕といっしょに、肩、身ごろのすそが浮きあがってきちゃう。結果、へそが丸出し。

 そしてさらに、腕をあげた際の肩のいかりっぷりったら、ない。ゴシック建築の尖塔アーチよろしく、天にむかって突き立ってますけど・・・・・?


 神様。このシャツに、いったい何が起きているのでしょう。びっくりこきまろです。
 もしかしてこれはあれですか、失敗、というやつですか。
 あ、あと着てみていま気づいたんですけど、左腕の短冊つけ、まちがってますね。このまちがえっぷりはあれです、したの仏間のふすまと同じです。冬に屋根の雪の重みでたてつけが狂ってしまい、ピッタリとしまらなくなった階下のふすまと同類です。
 なにこれもう、開きっぱなしじゃない。
 こんなにでらでら開いちゃって、なにが短冊あきか。これでは短冊あきっぱ、です。

 こういった類のシャツになりますと、いくら部屋のなか限定で着るにいたしましても家族の目というものがありますから、やっぱりその、二の足をふみますね。
 
 だっておやつ戸棚の上段に常備してある、ゆかり堂のごませんべいを取ろうと腕をのばすたび、「へそ」と肩の「尖塔アーチ」が現れるわけですもんね。家族だってびっくりこきまろです。

 神様。仮縫いって大事なのですね。
 それと、補正の勉強も必要ですね。
 短冊つけについても研究しなおします・・・・・




りくさんの、牙だしフェイスで転がるの図



 足のうしろに気配を感じてふりむくと、いつのまにか明かりのおちた廊下にりくとくーが起き出してきてすわっていた。

 両肩をするどく尖らせながら、へそ出しルック(死語)でばんざいして鏡のまえに立つわたしと、それを見つめる金色の瞳。


 りくちゃん。くーちゃん。

 あなたたちって、こういうときはいつも決まって現場にいるよね。寝てたと思えば駆けつけてるよね。
 ときどき思うの。りくちゃんの、くーちゃんの人生(猫生)の目的は、かあさんが「やらかした瞬間」に居あわせてひそかに鑑賞することなんじゃないかって。
 いや、いいんだよ、べつに責めてるわけじゃない。
 かあさんのへそ出しばんざいが見たいのなら、ほら、心ゆくまで見なさい。
 シャツ作りの夢なかば、志なかばで、ボタンつけのみのこして散っていく、かあさんのあえなき散りぎわをその目にとくと焼きつけるがいいよ。

 シャツ縫いに手を出すのはまだ早かったのかもしれないね。でも、かあさんはメソメソしないよ。このシャツを押入れの奥にしまいこんだら、あとはもう前をむいて冬物製作に邁進するつもり。


 りくとくーはひとしきり、わたしの「へそ」と「尖塔アーチ」を堪能すると、(あー今夜もおもしろかった!)(さ、寝よ寝よ)ってかんじでゾロゾロ自分たちの生温かい寝床にひきあげていった。

 
 夜おそく、わたしはふとんの中でくーちゃんの丸いおしりを抱いて、ちょっと、泣いた。
  

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Category:縫い物 
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