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しまねこはお好き?

最近あまり編めてない・・・・さぼりニッターの日記です。

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2013.05.15(Wed) 11:25

角館・武家屋敷
(角館の桜は元気だった)


 5月4日。 
 朝からつめたい雨がぱらついて、窓の外では松の枝が風にゆっさゆっさ揺れていた。ヒーターをつけても、しまいこんだウールのカーディガンを引っぱり出してはおっても、なんか、寒い。りくとくーも「おー、さむさむ・・・・」って顔でヒーターにひっついてた。
 もう5月だというのに、この寒さは一体なに?!
 電線にならぶスズメの夫婦が羽毛を逆立てて、いつもの2倍くらいの丸さにふくらんで寄りそってた。
 猫たちのヒゲも、力なく、だらり。


 ・・・・・いやいやいや、これではいか~んっ!!こんなふうに盛り下がっている場合でないよ。
 チータもニットソーイングのかたわら、歌っているじゃないか。
 「しあわせはァ~♪歩いてこない、だァ~から歩いていくんだね~♪」と。
 
 わたしたちもそうしよう。
 空に陽射しはかがやかずとも、心の中のおひさまだけは見失わないで、そちらにむかって歩いていこうよ。
 
 さあさあ、黒猫諸君。
 そんなシケたヒゲでツチノコ寝するのはやめたまえ。起きて、かあさんと遊ぼう。かあさんが夜なべして改造したおヒモじゃらしで思いっきり遊ぼうぢゃないか。

りく「・・・・・」
くー「・・・・・」

 
 押入れにしまってある猫用トンネルを出して部屋のまんなかに広げた。
 クローゼットから、おヒモじゃらし改め、おヒモじゃらし・スーパー・ストロング・スペシャルを取り出して、黒猫ズの鼻先で見せびらかした。するとすぐさま、りくもくーも反応して、瞳孔が黒いビー玉みたいにひらいたよ。2匹は起きだしてストレッチをはじめた。
 
 前あし、グイ~ン・・・・ヨシ!
 後ろあし、ビニョ~ン・・・・ヨシ!
 背中もニョキ~ン・・・・・ヨシ、ヨシ!

「きみたち、準備がととのったようだね。それじゃあ始めようか。さあっ、恐るべきこの改造じゃらしを見るがいい。そして、とくとじゃれ狂うがいいっ!!」
 

 ところが、いつもならまっさきに飛びついてくるはずのくーちゃんが、かぎしっぽの先をクニクニ動かしながらなにか考えている。それから小走りで部屋を出ていった。これからお楽しみというときに、なぜ?どこへ消えたの、くーにゃん?!

 ほどなくして廊下の猫トイレから砂をザクザクほる音がきこえてきた。
 にゃ~るほど。遊ぶまえにおトイレを済ませてしまおうという腹づもりね。なんておりこうさんなの、くーちゃんは。かあさん、脱帽だわ。

 
 くーちゃんがトイレを済ませてもどってくるまで、りくと部屋で待つことにした。鼻歌まじりに、りくをなでまわして待っていた。
 ところが。
 りくの、妖しくつやめく暗黒被毛をなでているうち、胸のはしっこに暗い欲望の火がともるのがわかったんだ。

(・・・・くーちゃんがね、おトイレで、おりこうさんしているところをね・・・・・のぞきたい、ね?)


 しのび足で近づいて、そうっと部屋のドアをあけた。
 ブラキオサウルスみたいに首をのばして廊下つきあたりの猫トイレをのぞくと、まさにくーちゃんが、緑茶カラーの猫砂の上にがまガエル座りでスタンバイしているところだった。りくも足元にやってきて、一緒に廊下のくーちゃんをのぞきこんだ。
 くーちゃんには、りくやわたしの姿が目に入ってないみたい。遠い壁の一点をみつめて動かない。入念に地ならししたおからサンドの上で、静かにそのときがくるのを待っている。

(ああ、くーちゃん。その真剣なまなざしが、かわいい。かあさん、くーちゃんの愛くるしさに完敗だわ。さっき猫トイレを掃除しといてよかった。クリーンなトイレで思う存分だしきってね、くーちゃん♪)

 おトイレタイムのはじまりを告げるチョロチョロ・サウンドが響きだした。
 相手は猫とはいえ、そのトイレをのぞき見している背徳感。それもひとりではなく、暗黒被毛の猫とつるんでのぞき見している、二重の背徳感。わたしはなんて悪い女。でも、しあわせ・・・・・・。

 そのとき、くーちゃんが妙なムーブを見せはじめた。
 がまガエル座りのおしりを徐々に浮かせだしたんだ。

(ちょ・・・くーちゃん、どうしたの、まだ終わってないでしょ?そんなことしたら・・・したら──)
 
 「えーい、かまわねえ、やっちまえぃっ!!」とばかりに、くーちゃんは一気に腰を浮かせて立ちあがった。
 丸いおててでおからサンドをがっしりと踏みしめ、牡牛のように胸を隆々とはって、くーちゃんは、背後の壁に「ビビビビビーーッ!!」とおしっこを放出・・・・いや、噴射?・・・・・したんだった。



 武家屋敷のしだれ桜


 どのくらいたってからだろう、ぼう然自失の状態から、やっとわれに返った。いまにも崩れそうになる体を壁におしつけるようにして支えながら、私は「ビビビビビーーッ」のおこなわれた現場へとむかったよ。当のくーすけはとっくにずらかって、どこへ行ったか、姿がみえない。
 問題の壁のまえにひざまずき、つきそってくれたりくと一緒に、その匂いを、かいだ。




(・・・・・あれ、無臭?!)



 おどろいて2度かぎしたけど、やっぱり、無臭。

 おしっこが無臭だなんて、まるで奇跡。こんな奇跡をおこせるくーちゃんは、もしかして天使かもしんない。そう、きっと、しっぽの折れたエンジェル。

 そんでこのエンジェル、ね・・・・あの場馴れしたビビビビビーーッぷりをみるに、おそらく初犯じゃねえな。 

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