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しまねこはお好き?

最近あまり編めてない・・・・さぼりニッターの日記です。

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2008.07.31(Thu) 20:33
ミシンが勝手に動く「ダダダダダッ!」現象は、それからも私たちの身に頻繁に起こった。

カサンドラが使っても「ダダダダダッ!」

私が使っても「ダダダダダッ!」

ベッキーが使うと、百発百中で「ダダダダダッ!!」

夏の青空と雲 その2

他の班のみんなにはそういうことは起こらないらしく、「なんでうちの班だけ?」って私たち3人は首をひねった。

さすがに「惨殺された少女の霊がミシンにとり憑いた説」は諦めたけれど、やっぱり私たちの使っているミシンはどこか変だって話し合ってた。

私たちの会話をそばで聞いていたロッテンマイ子先生が、「ミシンがおかしいんじゃなく、使っている人間がおかしいんです」なんて言って鋭い目つきで会話に割り込んできたりもしたけれど、私たちはもはやロッテンマイ子先生に構っていられる余裕はなかった。

~~先生、これは私たちとミシンとの戦いなのです・・・先生はちょっと黙っていて下さい・・~~

ダリア、紫

けれども、習うより慣れろ、とはよく言ったものだよね。

不器用班の私たちも次第にミシンの扱いには慣れてきた。正確に言うと、ベッキー以外の2名は、比較的慣れてきた。


そうした迎えたスカート製作の日。

スカートって筒状に縫うだけだから意外に簡単なんじゃない?という淡い期待を胸に、私たちはロッテンマイ子先生の熱のこもった説明を聞いたよ。

スカート製作における最大の難関はファスナー付けらしく、そこがこのプロジェクトのクライマックスと言っても良さそうだった。そうして順調に工程を終えて、ついに迎えたファスナー付け当日。

糸に乗る3キューピー

ロッテンマイ子先生が竹槍型ものさしを振り回しながらファスナー付けにおける注意点についてあれこれ説明するのを、私たちはじっと静かに聞いていた。

耳をダンボにして(死語)説明を聞いていた私だったけれど、何かいろいろ難しくて、先生の言っていることは半分も理解出来なかった。なので、みんながやるところをよーく観察してからそっと作業に移ろうと心に決めた私は、ベッキーにミシンの使用権を譲ったんだ。

ベッキーは静かに席を立つと、ミシン台の方へと歩み去った。

それからまもなく、ベッキーの使うミシンの音が背後から聞こえてきた。音だけ聞いているとずいぶん快調らしい。

予想を遥かに超えた早さでそれを仕上げて、ベッキーは机に戻って来た。

トマト

「すごいね、ベッキー。早かったね」

そう言うと、ベッキーは照れたように笑いながら「意外に簡単だったよ」って答えた。


「ほんと?」

「うん。思ったより簡単だった」


ベッキーの言葉に励まされてミシン台へ向かおうとした私は、その時不意にベッキーの顔が曇るのを見たんだ。ベッキーは首を傾げて自分のスカートを見下ろしてる。

そこへロッテンマイ子先生がふらりと現れて、「あら、ベッキーさん、ファスナー付け終わったの?見せなさい」なんて言って、ベッキーが答えるより早くそれをひったくって調べ始めた。

・・・と、次の瞬間、先生は顔をこわばらせ、ものさしを振り回して大声を上げたよね。

「ちょっと、あなたっ!これの一体どこにお尻を入れるのっ?!」

ウルトラの母



・・・・・かわいそうなベッキー・・・前スカートと後ろスカートとファスナーを、3枚一緒に縫い付けちゃって・・・・


ロッテンマイ子先生はものさしでバンバン私たちの机を叩いて叫んだ。

「普通に考えてわかりませんか?!これじゃあおかしいって!あなた、人の話をどう聞いてるの?」


ベッキーはうなだれつつ、裁縫箱からキリみたいな道具を取り出してほどき始めた。

キリみたいな道具とキューピー


だけど、そう言っているこの私だって、かわいそうだったんだよ。

なぜかは知らないけれど、ファスナーを上下さかさまに縫い付けちゃったんだから。

糸に乗るキューピー

ロッテンマイ子先生に見つかる前に何とかしなきゃと焦った私は、ベッキーが使っているのと同じキリみたいな道具を取り出して一心不乱にそれをほどき始めた。

でもそこは警察犬なみの嗅覚を持ったロッテンマイ子先生、すでに獲物の匂いを嗅ぎつけてこちらの背後に忍び寄っていたよね。

「しまねこさん、あなたは今、何をやっているところ?」

私が答えるより早く、先生はスカートを取り上げて調べ始めた。そして次の瞬間、侮蔑に満ちたまなざしで私を見下ろしつつ、右手のものさしをギリギリと強く握り締めて言ったんだ。

「・・・あなたもこのベッキーと同じね。一体これのどこに!どうやって!そのお尻を入れるの?!」

打たれるキューピー

それを間近で見ていたカサンドラは確かファスナーを表裏逆に付けて、結局最後は3人そろって仲良くファスナーをほどく羽目になったんだ。

カサンドラのファスナーもばっちりチェックした先生は、怒り狂ってものさしでバンバン私たちの班の机を叩きながら叫んだ。

「一体この班はどうなってるのっ!どうしてこういうおかしな物ばっかり出来上がるの!誰か1人でもまともな人間はいないの?!」

三人のキューピー

過ぎ去った昔のことをこうしてつらつら思い返してみると、全てが不器用以前の問題に思えてくるから不思議だ。

この記事を書き始めた当初は、自分が洋裁恐怖症になったことの原因を、ロッテンマイ子先生の恐怖授業のせいにしようともくろんでいたんだけれど、ここまで書き終えた今、むしろ出来の悪い生徒に辛抱強く付き合って下さった先生に深い同情と感謝の念を覚えてきた。


家庭科の授業に関しては、失笑を誘う思い出話が他にもたくさん・・・・調理実習についてはお願いだからもう聞かないで・・・・



ロッテンマイ子先生、お元気ですか?

不器用班だった私は大人になってから編み物にハマり、昔のようにあれこれ失敗を繰り返しつつも、けっこう幸せです。



長い思い出話に付き合って下さってありがとうございます。


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みなさんは元々器用でしたか?それとも・・・・同じく不器用班?








 

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はい! 不器用班でしたっ!
家庭科の先生って、なんで みんなヒステリックなの?
私の 小学校の時も そうだった。
まさか、その私が 編物?? これが人生最大の謎です。

NAME:さくらmotif | 2008.07.31(木) 20:45 | URL | [Edit]

 

>さくらmotifさん

不器用班の仲間、見つけたり~!!(笑)

私もまさか、不器用班だった自分がこれ程までに編み物にハマるとは思ってもみませんでした。
人生における七不思議の1つかも。

この私が編み物にハマってるなんて、昔の友達が聞いたら冗談だと思って笑うだろうな~(^^;

ロッテンマイ子先生の振り回すスーパー・ロング・ものさしの、びゅんびゅん風を切る音が今でも忘れられません・・・・・

NAME:しまねこ | 2008.08.05(火) 22:42 | URL | [Edit]

 

 Secret?

 

 

 

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