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しまねこはお好き?

最近あまり編めてない・・・・さぼりニッターの日記です。

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2013.11.27(Wed) 20:09

リブ編みの帽子(ザリーナ)


 リハビリ編み第2弾は、リブ編みのキャップにしてみた。

 パターンは「手編み決定版 KNIT BOOK '07-'08 秋冬」(文化出版局2007)から、P.95のリブ編みの帽子。
 指定糸は「並太くらい」とあったけれど、あいにく、その手の糸は切らしていた。かといって雨の中、わざわざ買いに出かけるのもおっくう。
 
 なんとかならないものかとクローゼットに首をつっこんで探ってみたところ、在庫糸通りのはずれにひっそりと看板を出している、スナック「あまり糸」で酔ってくだを巻く、ザリーナ2玉を発見。
「同期はみんな、巻きものだ、リストウォーマーだってえらくなって、俺らだけここで埋もれて終わるわけですよ」「上等だよバカヤロー」などとくさっている彼らを拾いあげて編んでみたら、これがけっこう、いい感じ。
 
 ヒーターの温風に吹かれてそよそよ揺れている、へそ天くーちゃんの腹毛なみに、やわらかく、軽やかに仕上がった。




 この3年間というもの。

 編みものをしようとすると、どこからともなく四つ足の黒い刺客がペアで襲いかかってきて、まったく仕事にならなかった。
 使用中の輪針の反対の先っちょを奥歯でガジガジ噛んでみたり、こっそりと糸を噛みちぎっていたり、毛糸玉に切れ味抜群の猫キックを4、5回食らわせた後くわえてベッド下に持ち去ったりと、とにかくもうありとあらゆる暴虐のかぎりをつくしてきた黒毛スナイパーズだった。

 この、プリプリおしりの、牙だしフェイスが可愛すぎの、かぎしっぽにくっついた糸くずにマジでびびって廊下を猛ダッシュしている真性ヘタレの、この刺客らが家に放たれているかぎり、2度とこの手に編み針を持つことはかなわないのではないかと、なかば覚悟していたよ。 
 
 それが今シーズン、ためしにそうっとスワッチ編みを実行してみたら、あーら不思議、もう編み針にも毛糸にも全然興味をしめさないで、テレビ前にくたーっと寝転がってフィギュアスケートを観戦したりしている。
 画面の選手がスピンするたび、なにをどうインスパイアされているのか、自らもバッタン、バッタンはげしく寝返りを打ちまくったりしているけれども、かたや、そばで編み物をしているわたしにはまるで無関心。

 こんな平和な日々を心待ちにしていたはずなのに、なんだろう、胸をよぎるこの一抹のさびしさは。

 爪を光らせて毛糸玉におどりかかっていた、かの日の小鬼めらに、今ちょっとだけ、会いたい気分。


 
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2013.11.20(Wed) 15:18

『Blouse, Skirt Pants Style Book』 から、シャツカラーブラウス


『Blouse, Skirt & Pants Style Book by 野中慶子 杉山葉子』(文化出版局 2011)から、シャツカラーブラウスを製作。といっても完成はしていなくて、あとはボタンホール作りとボタンつけをのこすのみ、という段階。

 このシャツ作りは、洋裁版「だるまさんが転んだ」のごとく、なかなか先に進まなかった。
 
 前後の身ごろのダーツ縫い、複雑怪奇な形状のヨークつけ(むずかしかった;)、前立てつけを終えたあと、なかば放心気味となって、作業は一時、中断。
 これじゃあいけない、負けないもんね!とコーヒーぐびぐび飲んで気合を入れ、つぎの工程、衿をつくってつけるところまでは順調にすすんだけれども、その後、なぜか燃え尽き症候群のようになり、ふたたび製作は中断。

 ながい空白期間をへて、夜風がほっぺにつめたく感じられるようになった中秋の名月の晩、縁側にススキをかざって月をめでながら、みたらし団子をほおばっている最中に、いやいやいや、こんなことしている場合じゃないでしょ、早くシャツ仕上げないと冬になっちゃうでしょ、と奮起して、やっと袖口の短冊つけに着手。
 でも、ここですごく苦戦した。なんどもなんどもやり直すはめになった。

 やっとのことで両袖口のカフスつけまでおわらせた豆名月のころには、正直、心が折れかけて、「このシャツ、このままなかったことにしてしまいたい・・・」的な気分にみまわれていた。
 
 でもね、ここまでくれば本当にあと少しだからね。八合目まできてるんだから。頂上のゴールはもうすぐそこ。

 そういって自分をはげましながら、セット・イン・スリーブのいせこみに初挑戦。
 意外にあっさりと袖つけの関門を突破したのは11月上旬だった。

 袖つけが完了すると、シャツの形もずいぶんできあがってくる。
 気のとおくなるような長い道程を、一歩一歩、シャクトリムシのごとく進んできて、やっといま、それらしい形となったシャツが目のまえに現れた。
 じわじわこみあげてくる喜び。感動。


 袖つけ作業をおえたのは夜の11時をまわったころでね。黒猫ブラザーズはとなりの部屋でとっくの昔に就寝していた。
 わたしも目がショボショボして、はやく休みたかった。洋裁部屋をちゃちゃっと片づけて黒猫たちの巣食う隣室にもどり、パジャマに着替えて消灯しようとした。
 だけど。 
 だけど、だけど! 
 やっぱり朝まで待てない。ミシン部屋にひきかえしてシャツを試着してみることにした。

 暖房を消したミシン部屋のフローリングの床は早くもひゃっこくなって裸足にこたえたけれども、そんなの平気、気にならない♪だって生まれてはじめて自分で縫ったシャツをこれから試着するんだもの。

 パジャマの上をぬいでシャツをはおり、姿見のまえに立った。

 すると、どうだろう──




りくさん、専用の座布団でくつろぐの図



 シャツのサイズが、合ってない・・・・・


 このシャツの型紙をとったのは怪我でまったく泳いでいない時期だった。定期的にプールにかよっている現在とでは、サイズがもう、あべこべ。
 さらに、もっと重大な問題点もあきらかとなった。

 腕を上にあげるとね、袖の上腕部分が、もうれつに、つる。
 袖幅に余裕はあるのに、肩とひじのちょうど中間あたりに横じわが何本もはいる。そしてあげた腕といっしょに、肩、身ごろのすそが浮きあがってきちゃう。結果、へそが丸出し。

 そしてさらに、腕をあげた際の肩のいかりっぷりったら、ない。ゴシック建築の尖塔アーチよろしく、天にむかって突き立ってますけど・・・・・?


 神様。このシャツに、いったい何が起きているのでしょう。びっくりこきまろです。
 もしかしてこれはあれですか、失敗、というやつですか。
 あ、あと着てみていま気づいたんですけど、左腕の短冊つけ、まちがってますね。このまちがえっぷりはあれです、したの仏間のふすまと同じです。冬に屋根の雪の重みでたてつけが狂ってしまい、ピッタリとしまらなくなった階下のふすまと同類です。
 なにこれもう、開きっぱなしじゃない。
 こんなにでらでら開いちゃって、なにが短冊あきか。これでは短冊あきっぱ、です。

 こういった類のシャツになりますと、いくら部屋のなか限定で着るにいたしましても家族の目というものがありますから、やっぱりその、二の足をふみますね。
 
 だっておやつ戸棚の上段に常備してある、ゆかり堂のごませんべいを取ろうと腕をのばすたび、「へそ」と肩の「尖塔アーチ」が現れるわけですもんね。家族だってびっくりこきまろです。

 神様。仮縫いって大事なのですね。
 それと、補正の勉強も必要ですね。
 短冊つけについても研究しなおします・・・・・




りくさんの、牙だしフェイスで転がるの図



 足のうしろに気配を感じてふりむくと、いつのまにか明かりのおちた廊下にりくとくーが起き出してきてすわっていた。

 両肩をするどく尖らせながら、へそ出しルック(死語)でばんざいして鏡のまえに立つわたしと、それを見つめる金色の瞳。


 りくちゃん。くーちゃん。

 あなたたちって、こういうときはいつも決まって現場にいるよね。寝てたと思えば駆けつけてるよね。
 ときどき思うの。りくちゃんの、くーちゃんの人生(猫生)の目的は、かあさんが「やらかした瞬間」に居あわせてひそかに鑑賞することなんじゃないかって。
 いや、いいんだよ、べつに責めてるわけじゃない。
 かあさんのへそ出しばんざいが見たいのなら、ほら、心ゆくまで見なさい。
 シャツ作りの夢なかば、志なかばで、ボタンつけのみのこして散っていく、かあさんのあえなき散りぎわをその目にとくと焼きつけるがいいよ。

 シャツ縫いに手を出すのはまだ早かったのかもしれないね。でも、かあさんはメソメソしないよ。このシャツを押入れの奥にしまいこんだら、あとはもう前をむいて冬物製作に邁進するつもり。


 りくとくーはひとしきり、わたしの「へそ」と「尖塔アーチ」を堪能すると、(あー今夜もおもしろかった!)(さ、寝よ寝よ)ってかんじでゾロゾロ自分たちの生温かい寝床にひきあげていった。

 
 夜おそく、わたしはふとんの中でくーちゃんの丸いおしりを抱いて、ちょっと、泣いた。
  

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2013.11.13(Wed) 12:39


GRAHAM (by Jennifer Adams )

Pattern; GRAHAM (by Jennifer Adams)
Yarns; シレーナ(02) ひと玉と、すこし



 あみものは、ひさしぶり。
 リハビリもかね、易しいパターンをえらんで夜更かしあみしてみた。

 使用糸のシレーナでは、せっかくのBroken Rib 模様がいかされなかったけれども、これはこれで、満足。ぽこぽこした編地に心がなごむ。かぶり心地も温泉たまごなみにふんわりっすよ。

 本来のBroken Ribはこまかい鎖っぽい外見できれいだから、いつか模様がすなおに出る糸で再挑戦したい。

 さっそく昨日、雪空の下でかぶってみた。

 

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まとめ
 
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